ガラスびん以外への用途として、特に注目されているのが、アスファルト舗装への利用です。アスファルト舗装は、アスファルトと砕石と砂の混合物でできていますが、そこに使われる砕石や砂の一部を最大10%〜20%までカレットに置き換えることができます。メリットとしては、表層部へカレットを利用することにより、路面が光を反射して視認性が向上すること。特に夜間や見通しの悪い交差点などでは、ドライバーに注意を促すことになり、事故防止に役立ちます。
このカレット入りのアスファルト舗装は既に新しい道路の施工や補修工事などに利用されています。また補修時には、この舗装を剥がして破砕し、カレット入り再生骨材として再びアスファルト舗装に利用することができます。
最近では、防波堤工事に使う根固め用コンクリートブロックの素材にも、細かく粉砕したカレットが使われており、今後、このようにカレットを大量に使う土木工事への用途が拡大していくことが強く望まれます。
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